France / Bourgogne (Chassagne-Montrachet)
当主のセバスチャン・カイヤ氏は、普段はシャサーニュ・モンラッシェ村を代表する生産者のひとつ、ドメーヌ・ラミ・ピヨの当主を務めている。
ラミ・ピヨは1600年創業の由緒正しきワイナリーで、代々畑を買い足しながら現在に至る。
そのドメーヌ・ラミ・ピヨが購入した畑の中でも、特に優れた立地を所有していたのがセバスチャン・カイヤ氏の隣家に住む一人の老婆。
先祖代々田吾作農家の一族で、ラミ・ピヨに少しずつ畑を譲渡していった。しかし、彼女は自身が所有する最高の区画は誰にも売ることなく、
大切に守り抜いてきた。村名のシャサーニュ・モンラッシェ « ポ・ボワ » 、1級レ・シャンガン、1級ラ・ロマネ、1級レ・カイユレである。
いずれもそのクリマの中でも最高の立地、土壌を誇る区画であった。彼女はそれらの区画をラミ・ピヨとは別にセバスチャン・カイヤ氏個人に、
同氏が想い描くワインを造ってもらうことを願っていた。その時が来るまで彼女は待ち続け、
2011年に念願が叶いそれらの畑はセバスチャン・カイヤ氏へと貸し渡されることとなり、ドメーヌ・ラミ・カイヤが設立された。
良年での生産本数が順番に1500本、750本、1400本、3500本で、合計7000本程度のミクロ・ドメーヌである。
セバスチャン・カイヤ氏が当ドメーヌにて最も大切にしているポリシーは、ワイン界にうずめく経済性、時間の概念、評論家も含む他人の評価、
その他慣行や伝統など、一切気にせずに、何にも邪魔されず、徹底的に自分が納得いくワイン造りを実勢することにある。
本人によると「自分にとってラミ・ピヨと言うワイナリーの存在があり、そちらで生活の基盤が成り立っている。
ラミ・カイヤでは利益性は一切度外視して、自分が追い求める究極のワインを造りたい。
そして、隣家のおばあちゃんの期待にも応えたい。」とのことである。その発言通り、24ヶ月の長期に渡る樽熟成、
一部木樽を使わず土瓶での熟成、ロマネ・コンティにならって樽から手作業による瓶詰め、蝋封など、大切に大切にワインを育てている。
その結果として、シャサーニュ・モンラッシェのアイデンティティを見事に表現した、
食とのマリアージュに不可欠なミネラル感と美しい酸味を持つ、透明感あふれるワインが生み出される。
2011年がファースト・ヴィンテージと生まれたてのワイナリーだが、瞬く間にフランスを代表するソムリエ、
ジェラール・マルジョン氏(アラン・デュカス・グループ・シェフソムリエ)の目と舌に叶い、
ル・ムーリス、ジュール・ヴェルヌを始め、フランス中のアラン・デュカス系レストランにオンリストされている。
シャサーニュ・モンラッシェ1 級«レ・シャンガン»
シャルドネ100%
価格未定
※一部ご購入できる商品をこちらでご紹介しています。
取扱いワインリスト一覧
WINE LISTご注文はこちらからも承っております。
お気軽にお問い合わせください。